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[全日本大学選手権]法政が中京大を圧倒し28年ぶりに決勝進出

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[1.10 第56回 全日本大学サッカー選手権大会 準決勝 中京大1-4法政大 駒沢]

 全日本大学サッカー選手権大会 準決勝で、中京大学と法政大学が対戦し、U-22日本代表のMF本田拓也(4年)らを擁する法政が1-4で圧勝した。

 先制したのは中京大だった。前半17分、中京大が入れたクロスを法政のDFがクリアしきれず、こぼれ球をエリア左にいたFW高橋昌大(4年)がゴール右に決めた。
 だがこれを機に動きが良くなったのは法政だった。失点から2分後の同19分、法政のMF菊岡拓朗(4年)のクロスにMF山本孝平(3年)が頭で合わせ同点ゴールを決めると、その後は、速いパス回しで、中京大に攻撃の機会をほとんど与えなかった。
 同36分には、菊岡のスルーパスにMF富井英司(2年)が抜け出し、法政が追加点を挙げ、1-2で前半を終えた。
 後半に入っても流れは変わらず、後半2分に山本が再び決めて突き放す。ロスタイムにはドリブルで中京大ゴール前まで一気に上がり、GKと1対1となった菊岡が、駄目押しのゴールを突き刺した。
 これで法政は79年の28回大会以来、28年ぶりの決勝進出となった。

 一方的な試合内容に中京大の澤入重雄監督は「一回り相手の方が力が上だった」と悔しがった。
 法政の照井博康監督は「入り方は最悪」と失点を嘆き、「早大もパスサッカーで、五分五分だと思う。今日みたいなことがないようにしなければならない」と決勝の早稲田戦に照準を合わせた。

(取材・文 武澤伸昭)

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