[3.3 J1第11節 川崎F 3-2 C大阪 等々力]

　FWレアンドロ・ダミアンが全3得点に絡み、川崎フロンターレを開幕連勝へと導いた。今季J1初ゴールから連発。いずれもDF山根視来の絶妙なクロスに合わせ、前半7分に豪快な右足ボレー、後半2分にはヘディングでネットを揺らした。

「2得点とも素晴らしいミキ(視来)のセンタリングからのゴールだった。2本とも落ち着いてコースを狙って決めることができた」。後半17分には絶妙なリターンでMF三笘薫の決勝ゴールをお膳立てし、全得点に絡む活躍ぶりとなった。

　今季は2月20日のゼロックススーパー杯から公式戦3試合で連続先発。気持ちを見せるような前線からのプレスを継続し、「去年から引き続きやっていることを積み上げて、そうして表現できている」とL・ダミアン。「毎試合3得点という目標をきょうも達成できた。2失点は残念だが、サポーターが自分たちをしっかり後押ししてくれるからこそ、今日の逆転勝利につながったと思う」と笑みを浮かべた。

　鬼木達監督は「チームにエネルギーを与えてくれるようなプレスを、体力のことを考えずにやってくれる。そういうところだったり、体を張るところでチームに勢いを与えてくれている。プラス、ゴールを取ってくれた、いい仕事をしてくれた」と貢献度の高さを評価していた。

(取材・文　佐藤亜希子)

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