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UEFAボニエク副会長がユベントス会長を批判「SLがサッカー界を助けるなんて笑える」

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UEFA副会長のズビグニェフ・ボニエク氏が、イタリア紙『コリエレ・デロ・スポルト』のインタビューに応じ、欧州スーパーリーグ(SL)を巡るユベントスのアンドレア・アニェッリ会長の発言に反発した。

UEFA副会長のボニエク氏は、レアル・マドリーやマンチェスター・ユナイテッド、ユベントスなどスペイン、イタリア、イングランドの12クラブが創設を発表したものの、わずか数日で幕引きを図る事態となった欧州SL騒動について言及。ユーベのアニェッリ会長らを非難した。

「アンドレア・アニェッリのインタビューを呼んだが、“サッカー界を助けるためにSLを創設しようとしていた”ことを知った。これには笑ってしまう。自分たちの資産を上手く管理できず、財政的な問題を作り出したのは、あの12クラブ自身であるはずだ。コスト管理を優先せず、優勝への強迫観念に打ち負かされてしまったのだろう。アニェッリは、『スポーツ機関が大会運営を握っている一方、財政的なリスクはすべてクラブにのしかかる』なんて言っているが、長年にわたってUEFA実行委員だったのに、その時に文句を言わなかったのか?」

「国内リーグはすべての基盤であるということは共通の信念であり、競争の原則と同じように神聖なものだ。その場において、どのチームがヨーロッパの大会への出場権を競う。高級レストランのようなものであるが、会員や誰かの友人でなければ入れないようなものとは違う。彼らは計算を間違え、ファンや政治家、選手や監督らの反発に遭った。“サッカー界の第3次世界大戦”になるところだったが、あれほどのビッグクラブがこういった人物の手中にあるということを考えると落ち込むよ」

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