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中国のラフプレーに手を焼くも、日本が勝利

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[2.20 08年東アジア選手権 中国0-1日本 重慶]

 日本代表は20日、中国・重慶で行われている東アジア選手権で中国代表と対戦し、1-0で勝利した。

 試合序盤は、激しいプレッシャーや、ロングボールを蹴り込む中国に押される。だが、前半17分、DF駒野友一(26=広島)が左サイドを突破し、クロスを上げる。相手GKがそれを弾くが、こぼれ球に詰めたMF山瀬功治(26=横浜FM)がボレーを放ち、日本が先制した。
 後半は日本がペースをつかみ攻勢に出たが、中国のラフプレーが目立ち始める。
 後半10分、MF中村憲剛(27=川崎F)が大きく縦パスを出すと、相手DFにスピードで勝ったDF安田理大(20=G大阪)が抜け出し、得点機を迎えたが、飛び出してきた中国GKの足が安田の右わき腹に突き刺さった。安田は苦悶の表情を浮かべ、そのままMF羽生直剛(28=FC東京)と交代。その後も中国の激しい当たりが続く。後半39分には中国側ペナルティエリア左に出たボールを追いかけた、MF鈴木啓太(26=浦和)とDFリー・ウェイフェンが競り合う。そしてボールがタッチラインを割った直後、リー・ウェイフェンが鈴木を突き飛ばすと、鈴木も応戦。両チームが駆け寄り、あわや乱闘かという場面だったが、大事には至らなかった。
 中国の荒いプレーに手を焼いた日本だったが、先制点を守り切り、今大会初勝利を挙げた。

(文 武澤伸昭)

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