beacon

守備の鉄則は「シメオネ」で学べ! 内田篤人氏推奨の練習メニューに日向坂46影山さんもトライ

このエントリーをはてなブックマークに追加

大学生にまじって「シメオネ」を実演する内田篤人

 内田篤人氏のDAZN冠番組『Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME』内で7月からスタートした大型企画「PLAYERS LAB(プレーヤーズ・ラボ)」。第3回の配信が15日に始まり、「守備の鉄則」というテーマのもと、内田氏がグループでの守備を伝授した。

▶“初月無料”DAZNで『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』を見る

 初回に引き続き、芸能界きってのサッカー通として知られる日向坂46の影山優佳さん、ロケ地の上武大からサッカー部の監督を務める岩政大樹氏とトップチーム選手が参加。内田氏は冒頭で「4-4-2とか3-5-2などライン間での守備の意識を、どうやってJリーグのチームは植え付けているのかというところをやってみたいと思います」と意気込みを語った。


 内田氏が今回用意したのは「シメオネ」と呼ばれるメニュー。アトレティコ・マドリーの指揮官を約10年間にわたって務めるディエゴ・シメオネ監督の名がつけられている練習だが、これは内田氏が鹿島アントラーズ時代にも取り組んでいたものだという。

「すごく楽しくて、毎日やらないかなと思っていた」。そう振り返った内田氏はミニコートの両陣地に2つずつのミニゴールを設置。ゴール前にそれぞれ1人ずつが立ち、ピッチ内には一列に並んだ4対4の構図ができあがるような陣形で練習をスタートさせた。


 基本コンセプトは4対4に並んだ選手がボールを持ち、ゴール前の選手への縦パスを狙うというもの。ただ、目の前には相手選手が立っているため、簡単に通すことはできない。


 そこで選手たちは2タッチ以内で横パスをつなぎ、相手のラインを揺さぶる必要がある。一方の相手チームは縦パスを通させないようにするため、素早いスライドを行う。


 そうして相手を揺さぶって縦パスを通したら、受けた選手がもう一方のゴール前の選手にパスを送り、ネットに沈めれば1点。こうして得点を争う。


 今回はプレーするのがハイレベルな大学生ということもあり、内田氏は「じゃあ(縦パスまでの)本数決めようか!12本以内に向こう!」などとルールに規制を入れつつ、トレーニングを進めていた。その他、秒数を制限することでもメニューを進めることができそうだ。


 また内田氏が「切り替えも大事だからね!」と声をかけていたように、トランジションも可能。ボールを奪った場合は相手の陣形が崩れているため、カウンターを狙うチャンスとなる。


 一方、もう一つ重要なのが守備側のプレスバック。陣形が崩れて縦パスを通されたとしても、遠くの選手がゴール前に戻ることで、失点を防ぐことができる。


 このように連続性の高いメニューだが、日頃から岩政監督に鍛えられている大学生はすぐさま適応。内田氏の守備でスライドが遅れ、縦パスを通されるシーンもあった。内田氏は「誰かがサボるとね、誰かがキツくなるからね、サッカーは」と苦笑いを浮かべつつ、攻撃ではさすがのスキルを発揮。鋭い逆サイド展開のパスで相手のスライドを遅らせ、そこからゴールが生まれていた。


「これくらいのパススピードがあったらディフェンスは追いつけないよね。ただ回しているだけだと崩れないから」と模範を示した内田氏は「あれは日頃の“止める蹴る”の、蹴るところ。パススピードを上げてって言ってたけど、あれの連続だから」と第1回で行ったメニューの重要性を指摘した。


 さらにこのメニューにも影山さんが参加。内田氏が「顔が上がっている」と絶賛していた視野確保から、果敢な浮き球での縦パスをゴール前に通していた。だが、このパスは相手大学生のプレスバックによってゴールには至らず。終了後には「楽しかったですけど、自分の技術の粗が見えました」と振り返り、内田氏や岩政監督から「意識高っ」「どこ目指してんの(笑)」と突っ込まれる一幕もあった。


 終了後、内田氏は「現役の時にすごくこれが好きで今日も入れてみたんですけど楽しいですね。移動もあるし、集中力もあるし、点が入ったら気持ちいい」とこの日の練習を総括。次回はダンスレッスンに向かった影山さんを除いたメンバーで、「1対1の守備」にトライする予定となっている。

▶“初月無料”DAZNで『Atsuto Uchida's FOOTBALL TIME』を見る

Sponsored by DAZN

TOP