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[戦評]動きのクオリティに大きな差があった(中国女子vs日本女子)

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[2.24 08年東アジア女子選手権 中国0-3日本 重慶]

田村修一の「視点」

 日本の完勝だった。中国のフィジカルコンディションが落ちていたこともあるが、両チームの動きの間には、大きなクオリティの差があった。
 日本の守備は前線からプレスを掛けるというものだった。それも、ただ漫然と追うのではなく、全力で追い、中国の攻撃を早い段階で潰していた。中盤以降の守備も、ボール保持者に対し2人で挟み込むように追い込むということが徹底されていた。
 攻撃もスピードがあった。日本の、ボールを奪った後の切り返しの速さ、判断の速さに、中国は全くついていけなかった。
 また、選手が交代しても動きのクオリティは変わらず、チームとして成熟していることを感じさせた。

 昨日の男子が物足りなかっただけに、ことさら女子の良さが目に付いた。いいゲームだった。

(取材・フットボールアナリスト田村修一)

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