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[関東]首位・明治大“一人勝ち”未消化分待たずに30日最終節で3連覇決定も:第21節

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明治大が順天堂大に逆転勝ちした

 JR日本カップ2021 第95回関東大学サッカーリーグ1部の第21節が23日に行われた。

 首位の明治大順天堂大に2-1で逆転勝ちした。前半25分にCKからMF寺山翼(3年=FC東京U-18/FC東京内定)に先制点を決められたが、後半開始直後の7分に投入されたばかりのDF鷲見星河(1年=名古屋U-18)がCKのこぼれ球を蹴り込んで試合を振り出しに戻す。

 さらに後半40分、明大は再びCKからまたも途中出場のMF倉俣健(2年=前橋育英高)が浮き球を左足ダイレクトで蹴り込んで勝ち越しに成功。2連勝で勝ち点を39に伸ばした。

 そして2位以下のチームがすべて勝ち点を伸ばし損ねた。23日に消化した延期分に勝利したことで2位に浮上していた流通経済大国士舘大と1-1のドロー。終盤まで1点ビハインドで進み、後半44分に主将FW満田誠(4年=広島ユース/広島内定)が頭で押し込んで同点弾を決めたが、勝ち点1を積み上げるのが精いっぱいだった。

 3位の駒澤大法政大と打ち合いの末に、4-4で引き分けた。FW荒木駿太(4年=長崎総科大附高/鳥栖内定)と10番FW土信田悠生(4年=高川学園高)の2発で前半を3点リードで折り返したが、後半アディショナルタイム5分に同点弾を決められるなど、逃げ切ることが出来なかった。

 4位の筑波大拓殖大に0-1で敗戦。法大にかわされて順位を5位に落とした。一方の拓大はまだ降格圏の11位だが、貴重な勝ち点3。残留に望みをつないだ。

 明日24日には早稲田大慶應義塾大による伝統の早慶戦が行われる。しかし現在早大は入れ替え戦圏内の10位、慶大は最下位と厳しい戦いを強いられている。また慶大はこの試合に敗れると、来季の2部リーグへの降格が決まることになる。

 なお同試合は上限は3500人の有観客で行われるが、チケットは前売りで完売したため、当日券の販売はないという。試合は味の素フィールド西が丘で17時にキックオフする。

 今季のリーグ戦は30日の次節が最終節。しかし新型コロナウイルス感染症の影響で、未消化分を残すチームが多数ある。ただ2位に勝ち点差7をつけて一歩抜け出した明大が、未消化分の消化を待たずに、最終節で3連覇を決める可能性が出てきている。

 まず2位の流経大(vs立正大)と3位の駒大(vs慶大)は27日にそれぞれ未消化分を消化する(明大は試合なし)。最終節で明大が駒大と直接対決を行うことから、流経大が立正大戦か最終節の法大戦に敗れた場合、もしくは両試合とも引き分けに終わった場合に最終節の勝利で優勝を決めることになる。また流経大が27日と30日を1分1敗、さらに駒大が27日に引き分け以下だった場合は、明大は引き分けでも優勝が決まる。

【第21節】
筑波大 0-1 拓殖大
[拓]加々美右京(32分)

桐蔭横浜大 0-0 立正大

法政大 4-4 駒澤大
[法]安光将作(58分)、久保征一郎2(64分、90分+5)、田中和樹(74分)
[駒]荒木駿太2(5分、71分)、土信田悠生2(32分、34分)

明治大 2-1 順天堂大
[明]鷲見星河(52分)、倉俣健(85分)
[順]寺山翼(25分)

流通経済大 1-1 国士舘大
[流]満田誠(89分)
[国]塚越誠也(8分)

(10月24日)
[味の素フィールド西が丘]
早稲田大 vs 慶應義塾大

☆順位表(23日現在)
1 明治大 39(20)
2 流通経済大 32(18)
3 駒澤大 31(18)
4 法政大 29(20)
5 筑波大 28(20)
6 国士舘大 26(20)
7 桐蔭横浜大 26(21)
8 立正大 25(20)
9 順天堂大 25(21)
10 早稲田大 24(17)
11 拓殖大 23(20)
12 慶應義塾大 18(19)
※勝ち点と()内は消化試合数。全22回戦制。
●第95回関東大学L特集

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