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弾丸ミドルの澤登、現役バリバリの相手に「手を抜けよ」と苦笑い

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[6.7 +1 FOOTBALL MATCH JAPAN STARS 2-2 WORLD STARS 日産ス]

 背番号10が現役時代さながらの弾丸ミドルを叩き込んだ。1-0の前半39分、MF中田英寿(31)のパスを受けたMF澤登正朗(38)が右足を振り切る。ゴールまで約25mの距離からの強烈なミドルシュートは、グローブなしの素手で守っていたGKベルナール・ラマ(45)の手をはじき、ゴールネットへ吸い込まれた。
 「あれはGKのミスだから、なんとも言えないよ」と苦笑い。それでも「打つことが大事だからね。入ってよかった」と白い歯をこぼした。5月14日に行った東京Vの練習試合でもゴールを決めた“ミスターエスパルス”。「やっぱり動けないね。でも今のコンディションの中では目いっぱいやったよ」と気持ち良さそうに汗をぬぐっていた。
 OB選手中心のJAPAN STARSに対し、WORLD STARSは現役バリバリの選手が数多くそろっていた。「ダービッツなんて、手を抜けよって感じだよ」と笑い、「でも、世界で戦っている選手はどんなゲームでも手を抜きたくないんだろうね。それが最高の選手ってことなのかな」と、世界のスター選手たちとの対戦を満喫した様子だった。
 「なにかできること、ひとつ。」をテーマに、地球の未来のために行動を起こすきっかけづくりを目的とした試合だった。「子供達もいっぱり見ていただろうし、こういうイベントを通して影響を与えることができれば意味のあることになる」と力を込めていた。

(取材・文 西山紘平)

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