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[W杯予選]PK失敗の俊輔「察知していなかった」

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[6.22 W杯アジア3次予選 日本1-0バーレーン 埼玉]

 日本代表MF中村俊輔(セルティック)が痛恨のPK失敗で、危うく“戦犯”になりかけた。前半5分のPKのチャンス。ゴール右を狙った左足のキックはGKのファインセーブに阻まれた。「(GKの動きを)察知していなかった。だいたいあっちに飛ぶなっていうのは分かっていて蹴ったんだけど。決められると思ったけど、決め切れなかった」。背番号10のまさかのミスがその後の流れをつくってしまったか、一方的に押し込む展開ながらシュートの精度を欠くなど最後まで苦しめられた。
 右足首痛で別メニュー調整が続き、試合2日前の20日に練習に合流したばかり。魔法の左足も、軸足の負傷は微妙な感覚のズレを生み、ロングキックにいつもの精度を欠いた。気持ちでフル出場したが、再三のセットプレーのチャンスも決め切れなかった。
 14日のタイ戦(3-0)から先発4人が入れ替わった影響もあった。MF本田圭佑(VVV)はこの日がA代表デビュー戦。FW佐藤寿人(広島)も岡田ジャパン初出場だった。全体の連動性を欠いて単発の攻撃が目立ち、「いつも言っているけど、1+1が3とか4にならないと、強い相手には通じない」と課題を挙げていた。

(取材・文 西山紘平)

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