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日本代表・岡田武史監督会見要旨

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[2.4 キリンチャレンジ杯 日本5-1フィンランド 国立]

 日本代表は4日、東京・国立競技場でフィンランド代表と対戦。FW岡崎慎司(清水)の2得点などで5-1と快勝した。11日には、W杯アジア最終予選・オーストラリア戦(日産ス)を戦う。以下、日本代表・岡田武史監督会見要旨

「テストマッチはいくつかポイントを決めて試合をする。いくつかのポイントは予想以上のできであったが、いくつかのポイントはまだまだだった。(11日の)オーストラリア戦にむけて大いに収獲のある試合だった。
 なかでも、あまり出場機会のない日本にいる選手(のパフォーマンス)だ。(海外組が)海外から2日間しか余裕のない状態で来るホームのオーストラリア戦に発揮するパフォーマンスを考えると、(国内組が)とても心強い力を本日発揮したことを望外の喜びとしたい。
 いよいよオーストラリアとの大一番だという気持ちを新たにしている。
 GKは川島(永嗣)と都築(龍太)のふたりに一長一短を感じている。セットプレーでの失点だったが、あれはGK以前にその前のプレーに問題がある。GKと競っている選手のマークは外れていた。GKの選択については今はフラット。どちらにするかはここから1週間で決める。
 今日の戦い方は玉田(圭司)の下に(中村)憲剛がいて、ふたりが下がる形で攻撃を開始する。ふたりの下がったところに岡崎(慎司)が入る形。この形だと、どうしてもクロスからのPAでのもうひと展開でゴールを狙うパターンができない。これは問題だと思っている。
 『あと一歩たりない』、『あとひとつ不足している』、そうしたことをどれだけ修正できるか、これがここからの練習のテーマ。オーストラリアのデカイディフェンスの裏をとる。今日の岡崎のようにはいかないことはわかっているつもり」

<写真>日本代表岡田武史監督
(取材・文 戸塚隆)

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