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「かなりポテンシャルが高い」岡田監督が宇佐美を絶賛

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 U-17日本代表から“飛び級”でU-20日本代表候補の静岡県御殿場市合宿へ招集されたFW宇佐美貴史が22日午後、3日間のU-20日本代表合宿を終えた。前日21日に行われた流通経済大との練習試合では相手DF3人に囲まれながらボールキープし、味方選手とのワンツーで最終ラインの裏へ飛び出そうとするなど、十分に存在感を見せた宇佐美。今回の合宿で、初めてナマで宇佐美を見たという岡田武史監督は「技術委員会から能力高いと聞いていた。(実際に見て)技術、フィジカルともに見劣りしない。かなりポテンシャルが高いと思う」とU-17日本代表のエースの能力を絶賛していた。

 高評価を受けた宇佐美はU-20代表候補合宿の解散から約2時間後には御殿場市から約50km東に位置する静岡市内で行われているU-17日本代表候補合宿に合流した。「(左足のふくらはぎの裏の部分の)痛みを持ちながらだけど、やりたい。ちょっと調整で走るくらいなら試合をやりたい」と話していたが、U-17日本代表候補が静岡産業大と行った練習試合は欠場。それでも試合後には居残りでシュート練習を行うなど高い意欲を示した。
 4歳年上の選手たちとの合宿を終了した宇佐美は「現在17歳なので、今年はU-17(W杯)のほかにU-18でも(アジア)予選がある。またロンドン(五輪)に出られるかもしれない。自分は全部出たい。(今回のU-20だけでなく)U-17でも思い切りやりたい」とこの後24日まで行われるU-17代表合宿へ気持ちを切り替えていた。

(取材・文 吉田太郎)

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