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U-17高木、宇佐美と好連携を連発

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[5.15 練習試合 U-17日本代表候補 1-2 明治大]

 U-17日本代表候補のMF高木善朗(東京Vユース)が、15日に行われた明治大との練習試合でポテンシャルの高さを見せつけた。

 高木はこの日、右サイドハーフとして先発出場。「今日は(ボールを)もらったらどんどん仕掛けること、攻撃にどう絡んでいくかを心掛けた」と話したように、後半13分に交代するまで常にアグレッシブな姿勢を見せ攻撃の起点となった。右サイドから狭いスペースにパスを通し宇佐美貴史(ガンバ大阪)、宮吉拓実(京都サンガF.C.)の両FWと素早く連携。チャンスを生み出した。まずは前半16分。PA右で宇佐美からパスを受けポスト直撃のシュートを放つと、同30分にはPA左の宇佐美にラストパスを通しポスト強襲のシュートを演出。「宇佐美とは付き合いが長いので互いの動き方や動き出しが分かる」。宇佐美の使い方を熟知しているだけに心強い存在だ。

 13日のFC東京戦では後半、ボランチとして出場。167cm、63kgという小柄な体のためか「フィジカルの差を感じた」と話していたが、「今日は前を向いて攻撃できたし、FC東京戦よりもフィジカルの差は感じずにやれた」と自らのプレーに手応えを掴んだ。しかし試合を観に来ていた東京Vユースの松田岳夫監督からは「まだまだおとなし過ぎる」と辛口コメント。本人は守備的なポジションのボランチよりも、より攻撃的なサイドハーフが好きだという。この合宿で掴んだもの。それは「守備の連携、相手に対する動き方、切り替え時の動き出し方」。自身の成長をそう口にした高木。この合宿で貰った大きな"お土産"を、クラブに帰ってしっかりと育ててほしい。

<写真>父・高木豊ゆずりの運動能力を武器に幾度となくチャンスメイクしたMF高木善朗

(取材・文 山口雄人)

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