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U-17鮫島が自信「自分を出せた」

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[5.15 練習試合 U-17日本代表候補 1-2 明治大]

 U-17日本代表候補合宿が15日、全日程を終了。明治大学との練習試合(45分×2)にフル出場したMF鮫島晃太(鹿児島城西高)は、この合宿で確かな手応えを感じていた。

 「代表はパスもスピードも高校とはレベルが違う。でも『このレベルについていけている』というよりは、自分をしっかりと出せたと思っています」。自信タップリに5日間の合宿を総括した。鮫島はこの日、FC東京戦(13日)の前半同様にMF堀米勇輝(甲府ユース)とボランチに入り、明大相手にチームの舵をとった。後半30分には堀米のクロスにヘディングで合わせ先制点を奪取。決定機をものにできないFW陣にかわりチームを盛り上げた。「FC東京戦は2人で挟んで守備をしてもボールをとり切れないことが多かったが、今日はそんなことはなかった」。大学生相手に守備でも一定の手応えを掴んでいた。

 鹿児島城西高の新チームで10番をつける鮫島は、前回の静岡合宿で約2年ぶりに代表候補に選出。2つの練習試合で135分間ボランチとして奮闘し、「しっかりと周りを見られるようになった」と自信を深めた。池内豊監督は「まだ呼んでいない選手も多いから」と本大会へ向けた選手の絞り込みに関して多くを口にしないが、鮫島にとってこの合宿は充実していた。「自分をしっかりと出せたと思う」。この言葉がそれを示している。

<写真>先制点を決めたMF鮫島晃太

(取材・文 山口雄人)

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