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苦杯喫した早大、巻き返し誓う

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[大学サッカー]

[6.28 第60回早慶サッカー定期戦 早稲田大 0-3 慶應義塾大 国立]

 早慶定期戦では7年ぶりの敗戦。早稲田大の今井敏明監督は「積極性が足りなかった。そして走り負けたことが残念」と悔しがった。前半はボールを持たれている時間こそ長かったが、DF小川諒(3年=柏U-18)とDF畑尾大翔(1年=F東京U-18)の両CBを中心とした厳しいディフェンスでゴール前で相手に自由を与えなかった。また右MF松本怜(4年=青森山田高)が抜群のスピードで相手DFを抜きさるなど、スピード抜群の攻撃陣も相手にとって脅威となっていた。

 それでも相手との決定的な違いをつくるまでは至らなかった。後半、先制された後の勝負ところで、決定的な仕事をすることのできるアタッカー、MF奥井諒(2年=履正社高)やFW白井豪(1年=三鷹高)らを投入したが、点差は開く一方だった。指揮官が指摘したように精神面で下回ったことも敗因だった。松本怜は「(試合後のミーティングで)慶應に個人で負けていたのでもっとレベルアップしていこう、という話があった。今日負けたことで、みんな切り替えてステップアップしていくしかない。自分もインカレで優勝するために貢献したい」。
 昨年は関東1部リーグで降格スレスレの10位に沈み、今年は56年ぶりとなる早慶定期戦での3点差完敗と07年度の全日本大学選手権優勝後、苦しい戦いが続いている早大。屈辱の敗戦を糧に現在5位の関東リーグ戦、そして冬の全日本大学選手権で復活することができるか。

(取材・文 吉田太郎)

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