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早慶戦女子は慶大粘り、初の引き分けに

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[6.28 第8回早慶女子サッカー定期戦 早稲田大 0-0 慶應義塾大 国立]


 史上初めて国立競技場で開催された第8回女子早慶戦は、強い雨の中でキックオフを迎えた。
 2005年にはインカレ制覇を果たしている強豪・早稲田に対し、今年度初めて関東大学リーグ1部に昇格した慶應。早慶戦でも過去7戦全敗の慶大は、キックオフ直後から早大にポゼッションで圧倒され苦しい展開となる。
 MF小山季絵(3年=日ノ本学園)、FW大滝麻未(2年=横須賀シーガルス)らユニバーシアード日本代表6人を欠きベストメンバーでない早大であったが、この日ツートップの一角を担ったFW原一歩(3年=富士見FCガイヤ)がスピードに乗ったドリブルで幾度となく慶大陣内に侵入しゴールを脅かす。しかし慶大はGK小牧和紗(2年=慶應ニューヨーク学院)を中心に体を張って粘り強い守備を見せ、ゴールを許さないまま0-0のまま前半が終了した。

 後半も高い集中力を保つ慶大守備陣相手に、早大の攻撃も徐々に単発になっていく。すると、後半から中盤の底にフットサル女子日本代表でもあるMF中島詩織(3年=ソシオスFC)を投入した慶大が少しずつ早大ゴールに近づく。
 試合終了間際には左サイドへの大きな展開から、ゴール前にタイミングよくあがってきた中島がシュート。しかし、この日初の慶大のシュートはDFにブロックされ、ゴールはならなかった。

 結局試合はスコアレスドローで終了。MVPには早大の原が選ばれた。

 昨年までの結果を見れば、慶大の大健闘のように見えるが、勝利を目指していた慶大イレブンにとっては悔しい結果になったようだ。
 慶大ソッカー部女子の主将として初めて国立のピッチに立ったFW林かおる(4年=ミキサッカークラブ)は「負けなくてよかったという気持ちもあるけど、シュートを1本も打てなかった」と悔しさをかみ締めた。
 また、ピッチを駆け回り完封に貢献したMF小堺めぐみ(3年=大和シルフィード)も「(ユニバ代表の)6人が戻ってきたらまた別のチームになるだろうし、今日の内容じゃ大学リーグで早稲田には勝てない」と力の差を実感した様子。

9月12日、関東大学リーグで両校は再び対戦する。

(取材・文 早慶OG)
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