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広島・森崎浩が“難病”乗り越え今季初出場

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[11.21 J1第32節 広島0-0名古屋 広島ビ]

 サンフレッチェ広島のMF森崎浩司が今季初出場を果たした。今年1月に発症した「オーバートレーニング症候群」に苦しみ、長いリハビリ生活が続いていたが、名古屋戦の後半ロスタイムに、双子の兄の森崎和幸と交代。昨年12月20日の天皇杯準々決勝・柏戦以来となる公式戦出場を果たした。

 交代時には兄がつけていたキャプテンマークを左腕に巻かれ、本拠地のピッチに飛び出した。短い時間だったが、復帰への第一歩を期した。中国新聞web版によると、森崎浩は「幸せな時間。僕にとって、これからのサッカー人生、その先の人生につながる一日になった」と感慨深げに話したという。

 試合は0-0で引き分けたため、チームの3位以内は消滅した。だが、4位なら、天皇杯の結果次第で出場権を得られる可能性がある。森崎は完全復活を遂げ、チームに貢献するつもりだ。

(文 近藤安弘)

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