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吐き気止めを飲んで練習参加、内田「全然大丈夫」と気丈に語る

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 前日29日の練習試合で嘔吐感を訴え、途中交代したDF内田篤人(鹿島)は一夜明けた30日、元気に練習に参加した。岡田武史監督は「吐き気止めを飲んでやろうと、うちのドクターと鹿島のドクターで話し合って決めた。元気そうだったので、大丈夫かなと思っている」と話し、それほど深刻な状態ではないという認識を示した。

 内田は練習試合での状況について「体調が悪いわけじゃないけど、(嘔吐感があって)集中できないというか、疲れが早い。どんどん疲れてくるので」とあらためて振り返ったが、「全然大丈夫。今日も走ってたでしょ」と気丈に語った。

 昨年から慢性的に抱える症状でもあり、「俺の中では普通。鹿島の番記者なら分かるでしょ」と話すなど大げさな報道をけん制していた。ただ、過密日程による疲労が原因かと考えられていただけに、オフ明け早々の再発はやはり心配だ。「去年もずっとこんな感じでやってきた。やろうと思えば、全然できる」と、薬を服用しながら練習、試合をこなしていく考えも示したが、どこかでまとまった休養も必要なのではないかという不安は拭えない。

(取材・文 西山紘平)

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