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リベンジに燃える大久保、中国のラフプレーにも「やられたらやり返す」

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 東アジア選手権の汚名は東アジア選手権で返す。MF大久保嘉人(神戸)が7年越しのリベンジを誓った。日本で開催された第1回大会。03年12月10日の韓国戦に当時21歳の大久保は先発した。ところが、前半15分にシミュレーションで2枚目の警告を受け、退場処分に。開始早々に数的不利となった日本は0-0のスコアレスドローに終わり、優勝を逃した。

 「東アジア選手権に思い入れ? 退場したことぐらいしか覚えてないよ。今回は退場しないように頑張ります」。そう苦笑いしながらも、「日本は準優勝ばっかりだしね。ホームだし、優勝しないといけない。結果も内容も追求したい」と意気込んでいる。

 初戦の相手となる中国には、2年前の大会でもラフプレーに苦しめられた。DF安田理大が相手GKに飛び蹴りをくらって負傷交代。MF鈴木啓太ものど輪を受けるなど荒れに荒れた。

 当時、大会直前に負傷で代表チームを離脱した大久保もテレビで観戦していたという。「試合は見てたよ。啓太さんがやられたやつでしょ? 明日も荒いだろうね。やられたらやり返しますよ」。相手がラフプレーで来るなら、逃げずに真正面から受け止める。因縁の東アジア選手権開幕を控え、大久保が闘志をかき立てていた。

<写真>7年前のリベンジを誓うFW大久保嘉人

(取材・文 西山紘平)

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