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ライバル不在の間に…松井が左MFの定位置取り狙う

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 左MF争いのチャンスをものにする。日本代表MF松井大輔(グルノーブル)は3日のアジア杯予選・バーレーン戦(豊田ス)に左MFでの先発が確実。「試合の中でコミュニケーションを取っていければ、自ずと合ってくると思う。シュートのイメージとか、ワンツーとか、パスを出して前に行く感じを出せれば」と、試合のシミュレーションにも余念がなかった。

 左MFのポジションはMF中村憲剛(川崎F)、MF大久保嘉人(神戸)らライバルが多い。今回の合宿ではFW玉田圭司(名古屋)も左サイドで練習していた。チームとしては中村憲、大久保が負傷離脱中という苦しい状況だが、定位置を争う松井にとってはアピールのチャンスでもある。

 練習中は左サイドバックのDF長友佑都(F東京)と積極的にコミュニケーションを取っていた。岡田武史監督は「海外組はそれぞれの個性を持っている。それで世界と戦っている。それをこの代表チームでも生かしてほしい」と話す。松井の「個性」は何といっても、抜群のテクニックと独特なドリブルだ。

 2列目に並ぶMF中村俊輔、MF本田圭佑、松井という新旧海外組トリオがどんなハーモニーを描くか。南アフリカW杯に向けて重要な試金石となる。

<写真>MF松井大輔は左MFで先発が濃厚

(取材・文 西山紘平)

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