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[C☆voice_8]慶應義塾大MF藤田息吹「代表入りは信じられなかった」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第8回は3月のU-19日本代表アメリカ遠征に招集された慶應義塾大MF藤田息吹(2年=藤枝東高)だ。静岡の名門、藤枝東高時代は豊富な運動量を武器に活躍し、2年時に全国準Vに貢献。3年時は10番をつけて再び選手権でプレーした。大学2年目の今年、U-19代表選出にスタメン定着と好スタートを切ったMFはどのような目標を持ってシーズンを過ごすのか?


―素晴らしい決勝ゴールだったが(対早稲田大、1-0)
「(右クロスを右足ダイレクトで決めたが、ゴールは)入るとは思わなかった。うれしいです。(試合を通して逆サイドからクロスに対して)中には入っていたけど。決めることができてよかった。ボクは点取ることが少なくて、トップの試合で点を取ったのは早稲田戦しかない(昨年の早慶定期戦と2回目)。(“早稲田キラー”と?)みんなにも言われましたね」

―早慶戦ということは意識していた?
「早慶戦は歴史のある、伝統の一戦。でも昨年ゴールを決めたことは意識していなかった。チームは悪かったけど、自分自身は運動量もあったし、まずまずのプレーができたと思っている」

―今季は3ボランチのアウトサイドのポジションになったが
「このポジションは運動量が必要。自分もその部分がウリだと思っているので、勝負できれば」

―3月、U-19日本代表のアメリカ遠征メンバーに突然追加招集されて、引き続き4月の静岡合宿メンバーにも選出された
「出発前日の夜に連絡があったので、慌てて準備しました。(慶大のイ・ウヨン)監督から連絡があったのですが、今まで代表とか呼ばれたことがないし、信じられなかった。現地では左サイドバックや左サイドハーフでプレーしました。短期間で自分自身が上手くなったということはないけど、みんなの意識の高さに刺激を受けました」

―自分の特徴を分析すると?
「自分は走んなきゃ、ダメな選手。球際とかで戦っていかないといけない」

―今年の目標を教えてください
「関東リーグで勝ちたい。昨年は(全日本大学選手権出場圏内4位に入れず)5位で悔しかったので、インカレに出られるようにしたい。自分としては常にスタメンで試合に出て、1年間戦いたい」

(取材・文 吉田太郎)

連載:「College star voice」

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