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[プリンスリーグ]秋田商、突然の崩壊。青森山田が記録的大勝を飾る!

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[4.24 JFAプリンスリーグ東北1部第3節 青森山田高 13-0 秋田商高 青森山田G]

 24日、JFAプリンスリーグ(U-18)東北1部第3節が行われ、8連覇を目指す青森山田高(青森)は秋田商高(秋田)と対戦。13-0と記録的な大勝をおさめた。

 この日の秋田商は“崩壊”という言葉がぴったりだった。0-2となってからは中盤からバイタルエリアはノンプレッシャー状態に。青森山田に面白いようにポゼッションを許し、センタリングを上げられれば、即ゴールという状態だった。「秋田商はこれまでしぶとい戦い方を見せていたので警戒をしていた。こんなに崩れるとは思わなかった」と鹿島MFアントラーズ加入内定のU-19日本代表候補MF柴崎岳(青森山田)も驚いていたように、秋田商は突然の崩壊を見せた。

 開始2分、試合はいきなり動いた。青森山田の日本高校選抜MF三田尚希がMF佐々木俊希のセンタリングをヘッドで合わせ、先制に成功。これで勢いに乗った青森山田は、浮き足立つ秋田商を翻弄し始める。32分にFW石田柊冴が追加点を挙げると、このゴールが号砲となり、記録的なゴールラッシュが加速した。

 33分には右サイドを突破した佐々木のセンタリングを再び石田が合わせると、44分にはエース柴崎が石田のクロスを右アウトサイドで合わせ、4-0で早くも勝負の行方を決定付ける。後半に入ると、青森山田の勢いはさらに増し、3分に柴崎がFKを沈め、4分にはFW成田鷹晃がMF差波優人とのワンツーから決めて6点目。5分には差波が、20分には柴崎がFW葛西宥太とのワンツーから決めて、ハットトリックを達成。21分には佐々木が、30分には差波が決めて、青森山田の得点はついに2桁の大台に乗った。

 さらに33分にはDF伊藤大陽が、37分と44分には成田が決め、これで成田もハットトリックを達成。13-0。青森山田と秋田商という名門校同士の対戦は、終わってみれば記録的な大差となって終了した。

<写真>青森山田は柴崎(左)の3得点など13得点の爆勝
(取材・文 安藤隆人)

特設:プリンスリーグ(U-18)2010
[高校サッカー]

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