ルーマニア1部リーグに昇格するFCアストラに所属するMF瀬戸貴幸が、サウジアラビアのアル・ナスルから2年2億円の巨額オファーを受けたと、19日のスポーツニッポンが報じている。

　瀬戸は熱田高サッカー部からブラジル留学を経てルーマニアへ渡ったMF。2007年に3部リーグのプロイェシティと契約し、翌年2部に昇格、2009年に1部昇格に貢献した。08-09シーズンはベストイレブンに選出されている。その実績を買われ、今季からFCアストラに加入した。

　報道によると、カターニア、ディナモ・ブカレストの監督を歴任したイタリア人のゼンガ監督がアル・ナスル監督に就任と同時にオファーしたという。瀬戸は全国的には無名だが、欧州でプレーする貴重な若手選手。オイルマネーか欧州の地か、難しい選択だが、今後の動向が注目される。

(文　近藤安弘)