beacon

[コマスポ]駒大、総理大臣杯・朝鮮大戦プレビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[駒大スポーツ ゲキサカ版]

=2年連続本大会出場へ、初戦の相手は朝鮮大=

 第34回総理大臣杯の関東代表決定戦Bブロック2回戦は6月5日、11時30分から順天堂大学グラウンドで駒大―朝鮮大が行われる。

 今季チームが掲げた目標の3冠のうち、1つ目のタイトルとなる総理大臣杯の関東代表決定戦がいよいよ始まる。昨季は、3年ぶりとなる本戦出場を果たし、ベスト8に進出。全国大会出場という貴重な経験を得た駒大は、これを契機に後期の大躍進・インカレベスト4へとつなげていった。今年も関東予選を突破し、前期残りのリーグ戦に弾みをつけたいところだ。

 初戦の相手は朝鮮大学。現在関東2部では8位と奮わないが、1回戦では同じ2部校の國學院大学と対戦し、2-1で逆転勝ち。詳細な戦いぶりは把握できていないため、どんなスタイルのサッカーを展開するかは未知数だが、韓国、北朝鮮に代表されるように屈強なフィジカルを武器に戦いを挑んでくることが予想される。

 数字を見る限りでは、2部の得点ランクで5位に入る4得点を挙げている李晃赫と多くのアシストを重ねる安 真也に注意が必要だ。特にナンバー10を背負う李晃赫は、今季の朝鮮大を引っ張る中心選手と見て間違いなく彼を自由にさせるといくら格下といえどもかなり困難な戦いを強いられるだろう。

 もう1つ注意する点、それは一発勝負のトーナメントだということ。昨年、関東1部を制した流経大や前期好調だった慶大などの上位チームがこの予選で初戦敗退の憂き目にあっている。駒大も当時2部の順大相手にPK戦までもつれ込む大接戦を演じるなど、そのプレッシャーに苦しんだ。相手の朝鮮大は2戦目。まず駒大は、トーナメント初戦という特別な重圧に打ち勝たなくては勝利は見えてこないだろう。

 1部リーグの中大戦から一週間の空きを挟んで迎えるこの初戦は、特にコンディション面での問題は無さそうだ。その中大戦では、守備面において「ある程度できていた」と金正也主将が語った通り、中大に決定機をほとんど作らせなかった。試合の入り方にはいつも以上に注意を払う必要があるが、守備がしっかり機能すれば必要以上に警戒する相手でもない。

 また、Uー19日本代表の一員としてオランダに遠征していた山本大貴が復帰が濃厚。厚みの増した攻撃陣の爆発に期待したい。課題の「ラストパスの精度」(秋田監督)にこだわり、しっかりと得点を奪えれば今後の自信にもつながっていくはずだ。

 「2年連続、夏の大阪へ」。駒大のタイトル獲得を目指した戦いがいよいよ始まる。

(文 駒大スポーツ・田中幸生)

PR:駒大スポーツでは、サッカー部の試合内外での細かな情報を今、流行のつぶやきサイト「twitter」でつぶやいております。「koma_football」か「#koma_footopi」で検索して、ぜひフォローをお願いします。

TOP