beacon

[コマスポ]駒大、総理大臣杯へ王手! 朝鮮大下した勢いで順大撃破へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

[駒大スポーツ ゲキサカ版]

=4得点快勝! 6日に大阪行きを賭け順大と対戦!=

 第34回総理大臣杯大学サッカートーナメント関東代表決定戦Bブロック決勝戦は6月5日、順天堂大学グラウンドで駒大‐朝鮮大が行われた。格下の朝鮮大学に対してFW棗佑喜(4年=丸岡高)が2ゴール1アシストの活躍を見せるなど4-0で圧勝した。代表を決める順大との戦いは、中0日の強行軍だが、6日に行われる。

 「試合に飢えている4年生を出したかった」と試合後、秋田浩一監督が話したように、先発、途中出場ともに、多くの4年生が出場した。この起用に、棗や大塚涼太(4年=花咲徳栄高)らFW陣がゴールで答えた結果となった。

 その勢いのまま連戦となる6日、関東第2代表をかけた決戦の相手は、現在リーグ10位に沈む順大。秋田監督はその特徴について「ボールを前につないで落として中に出していくというのと、バックが一枚で大きくサイドチェンジしていく事の二つ」と分析する。今季第5節で対戦した際には、「前につないで」くるところを上手く抑えて勝利を収めた。今回も厳しいプレスで縦にボールを入れさせなければ、大阪がぐっと近づいてくるだろう。

 その順大は5日、初戦で帝京大学と対戦。FW岡本達也ら一部の主力を温存しつつ、MF天野純が直接FKを決めるなど2ゴールを挙げて勝利。ワンタッチで素早くボールをつなぐ相手に苦戦したが、大きなサイドチェンジで相手を揺さぶり、高い個人技で突破するスタイルでねじ伏せたが、セカンドボールへの反応がやや鈍く、この点において駒大は有利と言えそうだ。

 一方の駒大だが、いくつか不安要素がある。1つは怪我人だ。攻撃の要であったMF金久保彩(4年=花咲徳栄高)が負傷交代を余儀なくされ、秋田監督も「明日の試合は厳しいかもしれない」と話すなど欠場の可能性が高い。また、「疲れている時間帯は守備が出来ていなかった」とMF金正也主将(4年=神戸科学技術高)も話す通り、終盤に足が止まったところを相手に反撃された。気温が高くなることが予想される次戦、疲労はいつもより増すはず。この点は注意を要すべきだろう。

 他方でMF笠井雄太(4年=駒澤大学高)が昨年のインカレ以来の公式戦フル出場を果たし、中盤の層は確実に厚くなった。また、朝鮮大戦ではMF碓井鉄平(1年=山梨学院高)、FW山本大貴(1年=ルーテル学院高)の黄金ルーキーコンビをそろって温存。この2人が順大戦を良いコンディションで迎えられることは、大きなプラスといえよう。10代コンビの爆発に期待がかかる。

 5日からの連戦と言う過酷な条件がのしかかるが、「大臣杯(本戦)に出るのが目的ではないが、まずは(本戦に)出て、日本一を目指す」と棗も語る通り、チームの目標は日本一。こんなところでとどまるわけにはいかない。伝統の"駒大サッカー"を貫き、昨シーズン果たせなかった日本一へ、まずは関東代表の座に挑む。

<写真>この試合、2ゴール1アシストの大活躍した棗

(文・写真 駒大スポーツ・近藤信太郎)

PR:駒大スポーツでは、サッカー部の試合内外での細かな情報を今、流行のつぶやきサイト「twitter」でつぶやいております。「koma_football」か「#koma_footopi」で検索して、ぜひフォローをお願いします。

TOP