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キャプテン長谷部「人生を懸けた試合」

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Text alert@南ア・ラステンバーグ
ゲームキャプテンの長谷部誠が、デンマーク戦前日の公式会見に出席し、意気込みを語った。

「5月の準備期間でなかなか結果は出なかったが、自分たちのやっていることは間違いなかった。ここにきて、監督、コーチングスタッフを含めて、チームとしてまとまってきたと思う。今の日本はチームワークが強みだと思っています」

親善試合に連敗し、悪いムードになっていた5月30日のイングランド戦から、中澤佑二に代わってゲームキャプテンを任されるようになった。岡田監督の期待は「流れを変えること」だった。

その狙いはズバリ当たり、イングランド戦、コートジボワール戦は負けたもののワールドカップ初戦のカメルーン戦で見事に勝利を収めた。今ではゲームキャプテン就任から4試合をこなし、すっかり風格が出ている。

だが、謙虚な姿勢は以前のまま。「能活さんがチームキャプテンとしていろいろなところで気を使ってくれる。また、このチームは、試合になかなか出られない選手のサポートが本当に素晴らしい」とサブメンバーの陰の力を称えるのが長谷部らしいところだ。

「次(決勝トーナメント)に進むことというのは、選手たちだけではなく、日本サッカーに関わるすべての人にとって大きな意味を持つことになる。人生を懸けて戦う」と堂々と言った。
(取材・文・矢内由美子)

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