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U-19代表重松“今の自分のため、将来の自分のため”

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 U-19日本代表北アイルランド遠征メンバーのうち、今シーズン、特に目覚しい活躍を見せているのが今年FC東京U-18からトップチームに昇格したFW重松健太郎だ。

 3月28日のJ1第4節大宮戦でプロ初ゴールを決めると3日後のナビスコ杯第1節の名古屋戦ではロスタイム同点弾を叩き込むなど、すでに今季公式戦4ゴール。着実に実績を積み上げている。今回の海外遠征へ向けては「結果を出す」と意気込む一方で「ヨーロッパは初めて。涼しいと聞いている。コンディションを整えて、走って、そして帰ってきてからも活躍できるか」と帰国後チームで活躍することも重視している。

 先へ向けられた視線はそれだけでは留まらない。「フィジカル面を得意としているチームだったり、新たなチームと対戦することでスタイルを知ることは今後の自分にとってプラスになる」と語る。今回の遠征は、現在の自分を高めるためだけでなく、将来のためにも何を得るかが大事という認識。チェゼーナ(イタリア)へ期限付き移籍した先輩DF長友佑都について「大学を中退してJリーグに入って、すぐにレギュラーとしてチーム、代表で活躍して海外移籍したのは自分にとって理想の形」と語った男は「海外から経験を持ち帰ってきたい」と、J1年目の活躍に満足することなく、自分を高めることへ、とことん貪欲だ。

(取材・文 吉田太郎)

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