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ファン・バステン?V・フェルナンデス?バルベルデ?次期代表監督候補は3人に

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 日本サッカー協会の小倉純二会長は2日、原博実強化担当技術委員長と会談し、次期日本代表監督候補を3人に絞り込んだことを明らかにした。

 3日付のスポーツ新聞各紙ではさまざまな報道がされており、日刊スポーツは元オランダ代表監督のマルコ・ファン・バステン氏、サラゴサ、ベティス、ポルトなどで監督を歴任したビクトル・フェルナンデス氏、エスパニョール、オリンピアコスなどを率い、昨季途中までビジャレアルの監督を務めたエルネスト・バルベルデ氏が「3人の候補者」と断定している。

 スポーツニッポンでは、これまでも名前が挙がっていたチリ代表のマルセロ・ビエルサ監督、元アルゼンチン代表監督のホセ・ペケルマン氏に加え、やはりバルベルデ氏が候補に浮上していると報じられており、デイリースポーツは、デポルティボなどで監督を務め、昨年7月からビルバオのスポーツディレクターを務めるハビエル・イルレタ氏、昨季限りでマジョルカの監督を退任したグレゴリオ・マンサーノ氏らも候補になりそうだとしている。

 元オランダ代表の世界的なストライカーだったファン・バステン氏は現役引退後、アヤックスやオランダ代表で監督を務めた。オランダ代表監督時代は06年のドイツW杯でベスト16、EURO2008は準々決勝でロシアに敗れ、ベスト8に終わっている。

 スペイン人のビクトル・フェルナンデス氏は攻撃サッカーの信奉者としても有名で、監督のキャリアをスタートさせたサラゴサでコパ・デル・レイ、カップウィナーズカップを制覇。その後もセルタやベティスで監督を務め、魅力的な攻撃サッカーでリーグ戦でも上位に食い込んだ。04年にポルトでトヨタ杯を制覇。その後、サラゴサをへて、今年1月からスペイン2部に降格していたベティスの監督に復帰したが、昇格を逃し、退任している。

 同じくスペイン人のバルベルデ氏はエスパニョール監督時代の07年にUEFA杯準優勝を果たし、監督としての評価を高めた。08-09シーズンにはオリンピアコスでギリシャリーグ、カップ戦の2冠を達成。昨年6月からビジャレアルの監督を務めたが、成績不振のため今年1月に解任されている。

 小倉会長は最終的な条件交渉のため原技術委員長をすぐに再渡欧させる考えで、今月中旬までに正式契約を結ぶよう指示を出しているという。

(文 西山紘平)

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