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森本がザックジャパン1号宣言!“欧州3人衆”のアシストで決める!!!

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 早くも2014年ブラジルW杯のエース候補に指名されているFW森本貴幸(カターニア)が3日、ザックジャパンのファーストゴール奪取を宣言した。
 「相手がパラグアイだし、ホームなんで、監督が変わって、まだ寄せ集め感はあるけど、みんな勝つ気でいる。点を取って勝ちたい。自分が決めたい? 自分でもそう思っています。新生ジャパンの最初のゴールを取りたい? それと同時に勝ちたい。FWなんでシュートを打っていきたい」
 ゴールへの貪欲な姿勢をのぞかせた。森本が国際Aマッチに出場するのは、W杯開幕前最後の強化試合コートジボワール戦以来、7試合目となるが、先発は初先発となった2009年10月のトーゴ戦以来、約11カ月ぶりだ。ゴールもその試合が最後で、宣言どおりにゴールを決めたら実に11カ月ぶりとなる。
 セリエAで実績があるのに、南アフリカW杯は守備的戦術の犠牲となり、試合出場さえなかった。それだけに、このパラグアイ戦に気合が入っている。ゴール奪取の面だけではない。この日の練習中にはトップ下を務めるMF本田圭佑と話した。「守備のところを確認しました」と、苦手といわれる守備面でもやる気になっている。
 原監督代行も期待を寄せている。この日も練習中にアドバイスを受けた。「動き方をいわれました。こういうふうに走れとか、そういう指示を受けました」(森本)。原監督代行は現役時代に『アジアの核弾頭』といわれ、釜本、カズに続く日本代表歴代第3位の得点数を誇るFW。この日のゲーム形式の練習ではシュートを外すと「決めろ!」とゲキを飛ばされたが、よりいっそう、得点に意欲が沸いてきた。
 「みんな技術があるんでパスが出てくる。それを決めたい」
 森本の後ろには本田圭佑、香川真司、松井大輔と“欧州3人衆”が控える。3人はいわずと知れた日本が誇る攻撃的選手。そんな彼らのパスセンスと森本の得点嗅覚を合わせ、パラグアイのゴールをこじ開ける。
<写真>約11ヵ月ぶりの先発が濃厚となったFW森本貴幸
(取材・文 近藤安弘)

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