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初代表の本田拓&関口もハツラツ。本田「アピールとか特別なことはしない」、関口「代表は緊張感がある」

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 新代表コンビもハツラツと汗を流した。初めてのA代表となるMF本田拓也(清水)とFW関口訓充(仙台)は、日の丸の重みを噛み締めながら真剣な表情でメニューを消化した。2人はともに1985年生まれの同級生で知り合いとあり、ウォーミングアップのパス練習ではコンビを組んだ。

 さすがにランニングなどでは控えめな雰囲気をかもし出していたが、ミニゲームでは持ち味を発揮した。本田は激しいチェックと運動量を見せ、関口はスピードとドリブルを随所に披露した。本田は「どんな練習をするのか良く分からない中で入った。フィジカルのトレーニングは筋肉を動かす感じのものだった。日本人とは違う感じでしたね」と戸惑いを口にしながらも「特別なことをするとかはない。普段チームでやっていることが評価されて呼ばれたと思うので、アピールとか、特別なことはするつもりはないですね」と堂々と言い切った。

 関口は「代表は緊張感があるなと思った。凄い疲れました、初日でかなり(練習を)やったので。先輩代表メンバーから何か言われた? 特には言われてないです。普通に話したくらいです。初めての代表練習着? これから似合ってくればいいと思う」とハニカミ笑顔を浮かべた。

 合宿初日だけに初々しさと遠慮が見られた2人だが、もちろん今後、本格的に始まる戦術練習やミニゲームでは、臆するつもりはない。初選出とはいっても、新監督を迎えた初陣とあり、他の選手と横一線ともいえる。実績では劣るかもしれないが、本田拓は持ち前のハードなプレーで、関口はスピードで、サバイバルに挑む。

<写真>ミニゲームでは敵同士となり、1対1で競り合う本田拓(左)と関口。生き残りをアピールする

(取材・文 近藤安弘)

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