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縦に早く!ザッケローニ監督がイタリア流のシンプルな攻撃を猛特訓

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 日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督がいよいよ攻撃面に着手した。非公開で行われた6日のゲーム形式練習では手数をかけずにシンプルに裏を狙う意識を徹底。MF長谷部誠は「シンプルにやるというのはイタリアのサッカーの感じがした」と、その印象を口にした。

 中盤に豊富なタレントをそろえる日本は、中盤ではパスが回っても、ゴール前で手詰まりになる課題を抱えてきた。前日5日には約20分間の紅白戦を行ったが、枠内シュートはゼロで、シュート自体も両チーム合わせて1本。これに見かねたザッケローニ監督は「パス回しは世界のトップレベルだが、もっとシュート、ゴール、縦の意識を持とう」と選手にゲキを飛ばしたという。

 この日の練習後、2日ぶりに報道陣の取材に応じた指揮官は「ベースとなる攻撃にはいいものを持っているが、それにプラスして、国際レベルで必要になってくることを自分の経験から教えようと思っている」と説明。「目的はチームがもっと縦にボールを運べるようなやり方」と、縦に早く、ゴールに直結するような攻撃の組み立て方を取り入れていく考えを示した。

 MF遠藤保仁は「裏への意識をよく言われた。2、3列目の選手が飛び出すことが大事だし、シュートも意識していかないといけない」と話し、長谷部も「焦って前にいくわけじゃないけど、一番最初はゴールに向かうところを意識付けている感じだった」と指揮官の意図をくみ取った。

 「パスを回すのも悪くないけど、時間をかけずに攻めにいこう。時間をかけると、相手の守備も整ってしまう」「縦に入れて、シンプルに仕掛けていこう」。選手にそう指示したというザッケローニ監督。日本が得意とするショートパスに、イタリア流のダイナミックな攻撃を織り交ぜ、日本サッカーをもう1ランク上に押し上げる。

<写真>選手に指示を送るザッケローニ監督

(取材・文 西山紘平)


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