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F東京が“新システム”で北九州に勝利。石川&平山がゴール!!

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[10.11 天皇杯3回戦 F東京2-0北九州 正田スタ]

 FC東京が2-0でギラヴァンツ北九州の挑戦を退けた。この日は右腓骨下端剥離骨折からMF梶山陽平が先発復帰し、システムも大熊清新監督下では初となる4-2-3-1を導入した中、キーマンとエースがそれぞれゴールして4回戦に導いた。

 まずは前半28分、梶山のサイドチェンジから右サイドを崩し、DF椋原健太が仕掛けて中へ。これにMF石川直宏がシュートしてゴールネットを揺らし、先制に成功した。石川はJ1湘南戦に続く公式戦2試合連続ゴールだった。

 その後、圧倒的にボールをつないで試合を支配した。しかし、F東京はゴールが割れない。後半12分に梶山に代えてMF羽生直剛、同22分には大竹洋平に代えてFW重松健太郎、同31分には石川に代えてFW前田俊介を送り出した。

 なかなか追加点が奪えずに重苦しい空気が流れるが、この男がゴールをこじ開けた。後半43分、右クロスにFW平山相太が飛び込む。一度は処理を誤ってしまったが、再びボールを持ち直してドリブルでDF2人を交わしてゴールを叩き込んだ。平山は2回戦の駒大戦以来、公式戦6試合ぶりのゴールだった。

 4-2-3-1システムは、大熊監督が日本代表コーチ時代に指導していたシステム。この日は平山が1トップで、トップ下には大竹が入った。リーグ戦でも使われるかはまだ不明だが、J1残留ヘ向けてオプションが増えたのは事実。相変わらず決定力という課題は残したが、収穫のある試合だった。11月17日の天皇杯4回戦の相手は難敵・千葉だが、勝って次に進みたい。

(文 近藤安弘)


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