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「抜け出した時点で『来たな』と思った」関塚ジャパン初ゴールは工藤がゲット

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[10.20 練習試合 U-21日本代表 1-1 G大阪]

 G大阪との練習試合で68分に生まれた同点ゴール。この関塚ジャパン初ゴールとなる記念すべき得点を決めたのは、FW工藤壮人(柏)だった。
 工藤は、4-2-3-1で戦うチームの1トップとして先発。序盤は良い形でボールを受けられる場面が少なかったが、20分と34分にはMF水沼宏太(栃木)のクロスから惜しいシュートを放ち、41分には右サイドで安田理大をかわしてクロスを入れて決定機を演出。43分にも際どいミドルシュートを放つなど、コンビネーションに不安を感じさせる中でも奮闘した。

 FW永井謙佑(福岡大)との2トップを組んだ後半も鋭い動きを見せた工藤は、「裏に抜けるのは得意な形」という言葉通り何度も動き直してボールを引き出した。そして迎えた68分、MF山村和也(流通経済大)からのパスに瞬時に反応し、「抜け出した時点で『来たな』と思った」というビッグチャンスで、GKとの1対1から冷静に股抜きシュートを決めてチームの第1号ゴールを記録した。

 試合後には、「初めての試合にしては、みんなハードワークできていた」とチームパフォーマンスに手応えを得ると同時に、自身の出来についても「もうちょっと決められた場面はあったけど、点を取れたことでホッとしている」とコメント。エースの地位獲得に向けての幸先良いスタートを喜んでいた。

<写真>後半、U-21日本代表FW工藤が同点ゴール
(取材・文 永田淳)

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