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日本vsカタール 試合終了直後の監督・選手コメント

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[1.21 アジア杯準々決勝 日本3-2カタール アルガラファ]

 日本代表は21日、アジア杯準々決勝でカタール代表と対戦。前半12分にFWセバスチャン・キンタナに先制点を許す。同28分にMF香川真司の今大会初得点となるゴールで追い付いたが、後半16分にDF吉田麻也が1試合2枚の警告で退場。数的不利に立った上に、このプレーで与えたFKをMFファビオ・セザールに直接決められ、1-2と勝ち越された。それでも、同25分に香川が再び同点弾。試合終了間際の同45分にはDF伊野波雅彦がA代表初ゴールとなる劇的な決勝点を決め、3-2で逆転勝ちした。

以下、試合終了直後のテレビインタビューでのコメント

アルベルト・ザッケローニ監督
「非常に厳しい試合になりました。やはりこれまでの戦い通り、カタールとの一戦はなかなか難しいなと感じています。しかし、嫌な形で2点を先制されて、そこから我々がいい形で攻撃に出れて、気持ちも出て、非常にいい試合になりました」
―今日の試合で成長した点、次へ向けての課題は?
「このチームは、日に日に成長しているなという風に感じています。今日も相手が開催国ということで、雰囲気もある中での試合でしたが、10人になっても攻撃の手を緩めずに、最後にはSBの選手がゴールを決めてくれるということで、我々が日本のサッカーをしたなという風に感じています」

●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
「苦しかったですけど、チームがひとつになって勝ったということですね」
―途中から一人少ない状況だったが心境は?
「もちろん厳しい状況でしたけど、でもみんなが本当に諦めないでゴールを狙っていったので良かったと思います」
―一人少ない中で逆転できました。
「厳しいレフェリングの中で、全てにおいてアウェーでしたけど、それを跳ね返すだけの力がこのチームにはあったということで自信になると思います」
―香川選手、伊野波選手が点を取りましたがキャプテンとして心境は?
「真司が取ってくれたのも嬉しいですし。伊野波も今日出て結果を残して、本当にチームがひとつになってる感じがするので嬉しいです」
―次戦へ向けての意気込みは?
「どっちがきても厳しい相手になると思うし、この勢いをそのまま続けて、次も絶対勝ちたいと思います」

●MF香川真司(ドルトムント)
「やっぱりアウェーでの戦いということで、審判も含めてすごい厳しい戦いでしたけど、チーム一丸となって結果を残せてよかったです」
―1点目は体ごと飛び込んでいくように見えました。
「あれは岡ちゃんのゴールと言ってもいいくらい、あそこまで頑張ってくれたので。チームとして取ったゴールだと思います」
―二度リードされ、途中からはひとり少ない状況でした。その時の心境は?
「正直厳しい戦いでしたし、みんないっぱいいっぱいの中での戦いでしたけど、諦めることなく戦えたことが良かったと思います」
―2点目を取ったときは胸のエンブレムを握っていましたね。
「予選リーグは自分の中では不甲斐ない戦いでしたし、個人的にはまだまだ納得できていないので、そういう意味で結果として得点できたことは、ほっとしています」
―次戦へはどんな想いで臨みますか?
「韓国が来ると思うのでしっかり準備して、アウェーでは引き分けているので絶対勝てるように、しっかり切り替えてやっていきたいと思います」

●DF伊野波雅彦(鹿島)
「前半から攻撃に関しては迷惑をかけていたので、最後にそういう仕事ができて良かったと思います」
―今日の試合では、こんなことをしようという望みはどんなものだったか?
「元々CBで守備から入ろうというのを意識してやりましたけど、なかなか攻撃で絡むことができずに、攻撃ではミスが続いたので、最後はなんとか恩返しができてチームメイトに感謝しています」
―次戦へ向けて。
「チーム一丸となって誰が出ても勝てるチームになりたいと思います」

(文 片岡涼)
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