beacon

本田が「収穫」の鹿島デビュー

このエントリーをはてなブックマークに追加
[3.2 ACL GL第1節 上海申花0-0鹿島 上海]

 清水エスパルスから加入した日本代表MF本田拓也が、鹿島アントラーズでの公式戦デビューを果たした。2月26日の富士ゼロックススーパーカップは体調不良のために欠場。初の出場機会を得たMFは、0-0の後半33分にMF増田誓志に代わってボランチのポジションに入ると精力的にボールに絡み、相手を揺さぶろうとした。また得意の守備面では後半40分にカウンター攻撃を仕掛けようとする相手アタッカーを潰し、“初イエロー”を受ける場面も。鹿島公式サイトによると、「(オリヴェイラ)監督からは攻撃と守備のバランスを見てプレーをしろと言われた。途中出場だったが、慌てないでプレーすることができた。出場できたことは収穫」と振り返った本田は短い出場時間ながらも、納得のプレーができたようだ。

 ただチームが引き分けたこともあり、満足感はない。「相手のスピードは遅かったと思う。(鹿島の)FW陣は競り合いに強いので、もっと早めにクロスを入れたかった」と反省点もあった。これからより連係を深めて、勝利に貢献しなければならない。

 「正直、悩んだけど、自分が成長するにあたって、そこは越えなきゃいけない」と中盤の選手層の厚いチームで成長するためにレギュラーをつかんだ清水から鹿島への移籍を決断した本田。次戦で必ず“鹿島初勝利”を果たし、厳しいレギュラー争いも勝ち抜く。

(文 吉田太郎)

ACL2011特設ページ

TOP