福島第1原発近くにあるJヴィレッジを本拠地とする、なでしこリーグの東京電力女子サッカー部マリーゼが、無期限休部の可能性が高まったと9日の日刊スポーツが報じている。

　クラブ関係者は「言葉は間違っているかも知れませんが、部活動を行うどころではないのが現状」と説明。8日にリーグ事務局に意向が伝えられたという。チームにはなでしこジャパンのDF鮫島彩やDF長船加奈ら有望な選手がそろっているが、希望する選手には他クラブへの移籍も認めているという。

　なでしこリーグは震災の影響でくれたが、今月29日に開幕することを発表していた。これを受けてリーグ側は1チーム減でのリーグ戦開催を想定した計画書の作成準備に入ったという。11日の理事会で議論したうえで正式決定される見通し。