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崖っ縁で踏みとどまったG大阪、遠藤「このまま勝ち続ける」

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[4.20 ACL第4節 G大阪3-1済州 万博]

 崖っ縁で踏みとどまった。まさかの2連敗でE組3位にまで後退していたガンバ大阪がホームで3得点を挙げる快勝を飾り、2位に浮上した。

「一進一退だったが、好機を上手く得点に結び付けることができた」。試合後のインタビューで西野朗監督が振り返ったとおり、簡単な試合ではなかった。「済州もボールポゼッションは高いし、技術も高い。ガンバが主導権を握っていたわけではない」。両チームにチャンスはあったが、確実に生かしたのがG大阪だった。

 前半26分、巧みな個人技で先制点を奪ったFWアドリアーノは後半3分にも追加点。今季C大阪から加入したエースが決定力を見せ付け、移籍後初の1試合2得点でチームに勝ち点3をもたらした。

 絶妙なスルーパスでアドリアーノの2点目をアシストした遠藤は「勝ち点3を取ることが一番の目標だった。その目標を達成できてよかった」と胸をなで下ろす。08年以来、3年ぶりのアジア王者奪還を目指す今シーズン。グループリーグでつまずいているわけにはいかなかった。

「あと2試合しっかり勝って、上に行ければ。リーグ戦も再開するし、このまま勝ち続けて、次のACLに臨みたい」。リーグ再開初戦となる24日の広島戦、そして29日の山形戦を挟み、5月4日には敵地でメルボルンと対戦する。この勝利を弾みに、中3日、中4日、中4日の過密日程も乗り越え、まずはグループリーグ突破を果たす。

(文 西山紘平)

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