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[CL]本田が途中出場で劇的ドロー呼び込む!!95日ぶり復帰戦でレアルとドロー

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 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は21日、決勝トーナメント1回戦第1戦を行い、MF本田圭佑の所属するCSKAモスクワ(ロシア)はホームでレアル・マドリー(スペイン)と対戦した。右ひざの故障から復帰した本田は約3か月ぶりにベンチに入り、0-1の後半23分から途中出場。昨年11月18日のルビン・カザン戦以来、95日ぶりの公式戦復帰を飾ると、攻撃にリズムが生まれたチームは後半ロスタイムの劇的ゴールで追いつき、1-1で引き分けた。

 氷点下5度という極寒の中、迎えたキックオフ。寒さに加え、不慣れな人工芝の影響か、レアルの出足は悪く、立ち上がりはホームのCSKAが優勢に試合を進めた。前半16分にはFWベンゼマが右足でシュートを打った際に右股関節を負傷。FWイグアインとの交代を余儀なくされる。

 いきなりのアクシデントに見舞われたレアルだが、直後の前半18分、イグアインが強烈なシュートを放つと、GKが弾いたボールにMFケディラが詰めるが、シュートはまたしてもGKが好セーブ。それでも徐々にCSKAを押し込んでいき、同28分、左クロスからDFのクリアミスをFWクリスティアーノ・ロナウドが左足ダイレクトで蹴り込み、先制に成功した。

 レアルの1点リードで折り返した後半も流れは変わらない。攻め手のないCSKAは後半23分、ついに本田を投入。直後の25分には右45度、ゴールまで約30mの位置でFKを獲得し、本田が直接狙ったが、シュートは力なくGKにキャッチされた。

 MFアルドニンに代わってボランチに入った本田は中盤でボールタッチを増やし、的確なパスで攻撃のリズムをつくるが、レアルの組織的な守備をなかなか崩せない。セットプレーで好機を見い出したいCSKAは後半37分にもPA外右でFKを獲得。角度のない位置から本田が左足でゴールマウスを捉えたキックを見せたが、GKカシージャスのパンチングに阻まれた。

 後半43分には本田の絶妙なスルーパスがPA内のFWドゥンビアに通ったが、すかさずレアル守備陣もプレッシャーをかけ、シュートを打たせない。それでも、このまま敗戦かと思われた後半48分、CSKAはMFジャゴエフの右クロスからこぼれ球をMFバーンブルームが押し込み、1-1。終了間際の劇的ゴールで引き分けに持ち込み、3月14日に敵地で行われる第2戦につなげた。

CSKAモスクワ 1-1 レアル・マドリー
[C]ポンタス・バーンブルーム(90分+3)
[レ]クリスティアーノ・ロナウド(28分)


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