日本代表MF香川真司が所属するブンデスリーガのドルトムントが京都サンガF.C.の日本代表FW久保裕也の獲得に乗り出していると12日付のニッカンスポーツが報じている。複数の欧州クラブが久保の調査を進めているが、現時点ではドルトムントが有力だという。

　久保は京都U-18所属の2010年、2種登録選手として4月24日の岡山戦で初出場すると初ゴールを決める活躍。昨季は30試合に出場し、10得点を決めていた。また天皇杯では3戦3得点を挙げるなど、準優勝に大きく貢献。今年の2月にはキリンチャレンジ杯を戦う日本代表にも初選出されていた。

　同紙によると関係者は「久保は京都との契約上でも、海外移籍の場合はスムーズに(交渉が)進むようになっているようだ」と明言。久保の欧州挑戦に障害は少なく、今夏に移籍が正式決定する可能性もあるという。18歳ながら日本代表にも選出された久保、今後の動向に注目が集まる。