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柏DF那須が移籍後初ゴール、「ここに落ちるなというイメージあった」

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[3.21 ACL第2節 柏5-1全北現代 柏]

 イメージどおりのボールが来た。前半40分、柏レイソルに先制点をもたらしたDF那須大亮は「ゴールはおまけみたいなもの。無失点に抑えるのが仕事だし、点を取れたのは本当にいいボールだったから。自分は合わせるだけだった」と謙虚に喜んだ。

 MFジョルジ・ワグネルの左FKに合わせた弾丸ヘッド。移籍後初ゴールは研究の賜物でもあった。今季、磐田から加入し、17日のJ1浦和戦(0-1)で初出場初先発。「浦和戦もセットプレーが結構あったし、映像でもジョルジとレアンドロのキックの軌道を見て確認していた。浦和戦でも弾道を見て、ここらへんに落ちるなというイメージはあった。そうしたらそのとおりのボールが来た」と明かした。

 浦和戦までの公式戦3試合はベンチを温めるだけだけだったが、「結果を残しているチーム。すぐに出られるとは思っていなかった。練習でアピールし続けて、チャンスが来たときにすんなりできるように準備していた」と胸を張る。

 DF近藤直也の負傷でめぐってきた2試合連続のチャンス。浦和戦こそ0-1で敗れたが、この日は5得点の大勝。後半はFWイ・ドングッを前線に投入し、パワープレーに出た全北現代の圧力に押し込まれる時間帯もあったが、後半6分の1失点に食い止めた。

 那須自身、後半26分にはPA内でシュートチャンスを迎えたMFイ・スンヒョンからスライディングタックルでボールを奪うなど体を張り、「1失点したけど、そのあと慌てることなく守備ができたことはよかった」と力説。Jリーグ、ACLと過密日程の続くシーズンへ「まだまだ厳しい戦いが続くけど、一つひとつ勝って上を目指していきたい」と決意を新たにしていた。


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