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福岡が歴史を変えた!!エース山岸の逆転2G1Aで天皇杯4強へ!! 湘南はFW鈴木章斗がスーパー先制弾もシュート2本で敗退

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[8.30 天皇杯準々決勝 福岡 3-1 湘南 ベススタ]

 第103回天皇杯は30日、準々決勝を行い、アビスパ福岡湘南ベルマーレを3-1で破った。福岡は2010年にも辿り着いたベスト8の壁を初めて突破し、史上初の準決勝進出。ホームのサポーターによる横断幕の後押しを受け、博多の森で歴史を変えた。

 試合は前半4分、早くも動いた。湘南は福岡のパスミスで得た右からのスローインをDF石原広教がクイックで入れると、ニアサイドでFW鈴木章斗が相手を背負いながらトラップし、巧みなターンで反転しながら右足一閃。角度のないところから豪快なハーフボレーシュートをゴール左隅に突き刺した。

 阪南大高から加入2年目の鈴木は一昨年度の全国高校選手権得点王。なかなかJ1リーグ戦では出場機会を得られていないながらも、今大会ではここまで4ゴールを記録していたが、天皇杯準々決勝という大舞台でも大会5得点目となるスーパーゴールを決めてみせた。

 ところがその後は福岡が一方的に主導権を握り、左サイドを再三駆け上がったFW鶴野怜樹、セットプレーで高さを見せたDF井上聖也ら若手選手が存在感を発揮。湘南はシュートチャンスすら作れない。すると前半44分、福岡はMF井手口陽介と鶴野が激しいプレッシングでボールを奪い、ショートカウンターを開始。MF佐藤凌我のパスからFW山岸祐也が決めて同点に追いついた。

 後半も福岡の勢いは止まらず試合を優位に進め、後半22分に勝ち越しに成功した。MF紺野和也が右サイドで相手を引きつけ、倒されながらもパスをつなぐと、井手口がゴール前に侵入。最後はペナルティエリア左にラストパスを送り込み、これを山岸が冷静に決め切った。加入4年目の山岸は逆転に導く大仕事を果たした。

 さらに福岡は後半28分、井上が高い位置でパスカットすると、左足で縦につけてまたもショートカウンターを開始。山岸のラストパスを受けた佐藤が右足で冷静に沈めた。佐藤の天皇杯4試合連続ゴールでリードを2点に広げ、そのまま試合はタイムアップ。福岡が史上初の天皇杯4強入りを決めた。

 一方の湘南は鈴木のゴールと、後半アディショナルタイムのFW福田翔生によるシュート2本のみでの敗退となった。

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ゲキサカ編集部
Text by ゲキサカ編集部

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