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[EURO]大一番で初先発となったダリダ「先に進めなくて残念」

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 EURO2012(欧州選手権)は21日、準々決勝を行い、ポルトガルがチェコを1-0で下し、2大会ぶりの4強進出を決めた。戦前の予想通り守勢に回ってしまったチェコ。その中でもMFトマシュ・ロシツキーを欠いた攻撃陣は、試合全体でシュート数2本に終わるなど、苦しい展開を強いられた。『uefa.com』によると、代役として起用されたMFブラディミル・ダリダは「これ以上先に進めなくて残念だよ」と無念の表情を浮かべた。

 大一番で代役に指名されたのは、ここまで出場機会のなかったダリダだった。だがピッチに立った21歳MFは緊張した素振りも見せず、前半18分にはゴール前に絶妙のクロスボールを入れるなど、役割りを果たした。しかし、後半は個人としてもチームとしてもチャンスを作り出すことが出来ず、試合後は悔しさをにじませた。

「ボールをキープする時間が圧倒的に少なかったので、長い距離を走らなければならなかった。最後には力尽きてしまったけど、ポルトガルはうまくボールを回し、僕らを走らせた。それで運動量が落ち、スタミナを消耗してしまった」

「観客で埋め尽くされたスタジアムの雰囲気は最高だった。ファンが僕らを後押ししてくれただけに、ゴールを奪えなかったこと、最低でも延長戦に持ち込めなかったことが残念だ」

 21歳での代表初先発、しかもEURO準々決勝という大舞台での経験を飛躍につなげたい。


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