beacon

EURO予選敗退のオランダ、ブリントを解任せず ロシアW杯予選に向け続投へ

このエントリーをはてなブックマークに追加

 オランダサッカー協会(KNVB)は、EURO2016でまさかの予選敗退に終わった同国代表チームのダニー・ブリント監督を続投させる考えのようだ。

 昨年のワールドカップ(W杯)で3位の好成績を収めたばかりだったオランダだが、EURO予選で予想外の大苦戦。出場枠が24か国に拡大されたことでグループ3位でもプレーオフに出場できるという条件ながらも、13日のチェコ戦に2-3で敗れて4位での敗退が決まった。

 7月にフース・ヒディンク前監督からチームを引き継いだばかりのブリント監督の交代も当然ながら取りざたされるが、監督自身は敗退決定後に「次の目標はロシアW杯予選突破」と前を向き、辞任をする意思はないことを強調していた。

 協会も引き続きブリント監督を支えていく姿勢を示した。KNVB幹部のベルト・ファン・オーストフェーン氏はオランダ『NOS』に次のように語っている。

「ブリントは監督として続けていく。我々は一緒にプロセスに着手したが、悪い方向へ行く可能性があったものがすべて悪い方向へ行ってしまった。予選全体をとおしての問題点がチェコ戦に表れていた」

「我々は協会として今のスタッフの責任を負う。つまり、ブリントには未来を構築することが認められるということだ。若いチームでスタートさせたプロセスを代表監督がアシストし続けなければならない」

 来年9月にスタートするW杯予選で、オランダはフランス、スウェーデン、ブルガリア、ベラルーシ、ルクセンブルクと同じグループに入っている。次回の「死のグループ」とも言われる激戦区だが、オランダ復権はなるだろうか。

●EURO2016予選特集
世界のサッカー情報はgoal.com

TOP