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魔球FK弾で歴史を切り開いたベイル「特別な瞬間だった」

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[6.11 EURO B組第1節 ウェールズ2-1スロバキア]

 ウェールズ代表がスロバキア代表に2-1で勝利し、EURO本大会で歴史的初勝利を挙げた。その中心にいたのはやはりレアル・マドリーのFWガレス・ベイルだった。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトがベイルのコメントを伝えている。

 ウェールズは前半10分、ゴール正面のやや右でFKを獲得すると、ベイルがボールをセット。助走から左足を振り抜くと、ドライブ回転がかかったボールが壁を越えてGKマトゥーシュ・コザーチクの指先をすり抜け、ゴールネットに突き刺さった。その後、ウェールズは1点を返されたが、後半36分に途中出場のFWハル・ロブソン・カヌが勝ち越しゴールを決め、2-1で初出場同士の一戦を制した。

 主要国際大会において1958年のW杯スウェーデン大会以来、実に58年ぶりとなる得点で、歴史を切り開く一撃を決めたベイルは、「(先制点は)ウェールズのサッカー史に残る特別な瞬間だった。最も重要なのはゴールを奪ったことではなく、勝ち点3を獲得し、ファンに希望を与えられたことだ。今日はホームで戦っているような感覚だったね。僕らのファンは世界一だし、今夜もチームを後押しし続けてくれた。彼らを喜ばせることができたと思う」と喜びを語った。

 初戦を制したウェールズだが、ベイルはすでに16日にイングランド代表戦に気持ちを切り替えている。「僕らは目の前の試合だけに集中している。今日のことはもう忘れ、イングランド戦に向けて気持ちを切り替えたい。これで1戦目が終わり、残りは2試合。このまま戦い続けていくよ」と、注目が集まる“バトル・オブ・ブリテン”に向けて意気込んだ。

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