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ベルギーに完敗も…今大会の奮闘を称えるハンガリー指揮官「振り返る必要などない」

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[6.26 EURO決勝トーナメント1回戦 ハンガリー0-4ベルギー トゥールーズ]

 ハンガリー代表は26日、EURO2016決勝トーナメント1回戦でベルギー代表と対戦し、0-4で敗れた。優勝候補に大差で敗れ、今大会の敗退が決まったが、ベルント・シュトルック監督は選手たちのこれまでの奮闘を称えている。

 1972年大会以来、11大会ぶりの出場となったハンガリーは初戦のオーストリア戦で2-0と白星スタートを切ると、続くアイスランドとポルトガルに引き分け、得失点差で首位通過を果たした。その勢いのままにベルギーに挑んだが、前半10分に失点。それでもボール支配率で勝るなど、優勝候補を苦しめたが、終盤に立て続けに追加点を許し、大会を去ることになってしまった。

 欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトによると、指揮官は「0-4というスコアであんな負け方をしたあとだけに、試合を分析するのは非常に難しい」としながらも「これまでの試合のように勇敢に戦うことも、コンパクトにプレーすることもできなかった。今日は自信が足りていなかったように思う」と反省点を口にした。

「もっと意欲的に戦い、チャンスをつくらなければならないとハーフタイムに言った。すると同点ゴールに迫ったが、終盤に入ってもっとリスクをとりにいこうとした矢先、2点目を奪われてしまった。攻めようとし続けた結果、背後を突かれてしまった」

 それでも1938年フランスW杯、1954年スイスW杯で準優勝に輝いた古豪ハンガリーが、ポルトガルと接戦を演じるなど大会を大いに盛り上げたのは間違いない。「この大会で奮闘を見せた私のチームを祝福したい。後ろを振り返る必要などなく、未来を見据えていけばいい。今後はW杯予選に備えていくことになるが、素晴らしい結果を出せると思っている」と前を向いた。

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