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4大会ぶりEURO制覇へ…デシャン「将来のことなど考えず、つかみ取る必要がある」

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 EURO2016は10日に決勝戦を行い、ホスト国フランス代表はポルトガル代表と対戦する。ディディエ・デシャン監督は「将来のことなど考えずにつかみ取る必要がある」と優勝へ意気込みを語った。欧州サッカー連盟(UEFA)の公式サイトが伝えている。

「我々は欧州王者になるチャンスを得た。18歳であれ20歳であれ、もっと年上であれ、タイトルを手にするチャンスがあったら、将来のことなど考えずにつかみ取る必要がある。選手たちはここパリでEURO2016決勝を戦える栄誉をかみしめているよ」

 2勝1分でグループリーグを首位通過したフランスは、世界王者ドイツや欧州王者スペインなど強豪ひしめく山に入ったが、順調に決勝トーナメントを勝ち進み、7日の準決勝でドイツに2-0で勝利し、4大会ぶり3度目の優勝に王手をかけた。

 中3日で決勝を迎えるポルトガルに対し、フランスは1日少ない中2日で決勝戦に臨む。それでも1975年以来、ポルトガルに10連勝と相性は悪くない。「準決勝終了後、戦術面を試す時間はまだ取れていない。とにかく体力を回復することが最優先だからね。それでも選手たちはこの大一番に向けて準備を整えられると確信している」。フランスは決勝までの時間を戦術確認より、連戦での体力回復に努めたようだ。

 また、選手時代の2000年大会にEURO制覇を経験している。選手と監督の両方でEURO制覇となれば史上初の快挙となる。デシャン監督は「もう過去のことだ」と語り、「今回は今のメンバーの物語で、もちろん私は監督だから、その一部ではあるがね。選手としてメジャー大会で優勝した経験は私のアドバンテージとして活用するが、昔話をするつもりはない。今重要なのは現在、そして未来だ」と前を見据えた。

●EURO2016特設ページ

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