beacon

C・ロナウド、涙の負傷交代…初V狙うポルトガルに開始早々のアクシデント

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.10 EURO決勝 ポルトガル-フランス サンドニ]

 EURO2016は10日、フランス・パリ郊外のサンドニで決勝を行い、悲願の初優勝を目指すポルトガル代表が開催国のフランス代表と対戦。ポルトガルのエースであるFWクリスティアーノ・ロナウドが負傷交代するアクシデントに見舞われた。

 前半8分、ボールをキープしていたC・ロナウドに対し、MFディミトリ・パイェが激しくチャージ。パイェの右膝がC・ロナウドの左膝に入った。膝をおさえて倒れ込んだC・ロナウドはいったんピッチの外へ。治療を受けてすぐにプレーに戻ったが、前半17分、再びピッチに倒れ込んだ。

 その目にはうっすらと涙も浮かぶ背番号7。左膝にテーピングを巻き、前半20分にピッチに戻ったが、まともに走ることもできず、ベンチに向かって自ら交代を要求した。前半24分、キャプテンマークを叩きつけるようにしてピッチに座り込んだC・ロナウド。目頭をおさえ、FWナニの腕に自らキャプテンマークを巻くと、そのまま担架で運び出され、FWリカルド・クアレスマとの交代を余儀なくされた。

 自国開催の04年大会以来、3大会ぶり2度目の決勝進出を果たしたポルトガル。12年前はギリシャに敗れて準優勝に終わり、当時19歳だったC・ロナウドは人目をはばからず号泣した。今度は「笑顔で喜びの涙を流していることを願うよ」と臨んだファイナルだったが、初優勝の夢はチームメイトに託されることになった。

●EURO2016特設ページ

TOP