スコットランド代表は28日、EURO2024予選のグループA第2節でスペイン代表をホームに迎え、2-0で勝利を収めた。スペインを破るのは39年ぶり。開幕2連勝で単独首位に立った。

　スコットランドは前半7分に先制。左サイドの深い位置でボールを奪ったDFアンドリュー・ロバートソン(リバプール)が折り返し、MFスコット・マクトミネイ(マンチェスター・U)が左足で流し込んだ。

　後半6分には自陣でのボール奪取から、DFキーラン・ティアニー(アーセナル)が左サイドをドリブルで突破。クロスのこぼれ球をマクトミネイが左足で蹴り込み、そのまま2-0で終了となった。

　イギリス『メトロ』によると、スコットランドに金星をもたらしたマクトミネイは「僕たちは本当に、本当によくやった」と感無量の様子。試合を振り返り、さらに喜びの言葉を続けている。

「相手がボールをたくさん持つことは分かっていたし、監督もチャンスがあれば積極的に攻めろと言っていた」

「子供の頃、僕は攻撃的なMFだった。ボックス内に入るのが好きなんだ。もっとゴールやアシストを増やせると思うので、それを続けていきたい」

「みんなが倒れ込んで、ゲームをスローにしていた。難しいけど、時にはそういうことも必要なんだ。勝っているときは、ああいうことをしなければならない。いま僕がいる場所を見てくれ。こんな景色は見たことがない。信じられないよ」

「20年後、30年後になってもみんなが覚えているような1日にするべく、スコットランド選手としての伝説を作るチャンスだと監督は言っていた。ファンには感謝してもしきれない」

　スコットランドはともに開幕白星で迎えたスペインとの直接対決を制し、勝ち点3差で単独首位となっている。

　先制アシストのロバートソンは「スタートで6ポイントを取れたが、残念ながら6ポイントでは勝ち抜けない。6月には2つの大きな試合(ノルウェー戦とジョージア戦)があり、必要なポイントを獲得できれば、さらに良いポジションにつけるだろう」と気を引き締め、「今夜と同じ決意、同じ欲望を持ち続けなければならない。そうすれば、どんな試合でもとんでもないチャンスになる」と語った。

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