beacon

[Fリーグ]府中が浜松に6-2で勝利し、3連勝を飾る

このエントリーをはてなブックマークに追加

[10.8 F第16節 府中 6-2 浜松 町田]

 Fリーグは8日に第16節を行い府中アスレティックFCが、アグレミーナ浜松と対戦した。府中はFP星龍太の先制点を皮切りに、3点を挙げて前半を折り返す。後半に入り2点を加えた府中は、浜松に1点を返されるが、タイムアウトで悪い流れを断ち切り、再び2点を返す。終盤に猛攻を見せた浜松に1点を返されたが、6-2で勝利し、3連勝を飾った。一方、前節で町田から初勝利(3-2)を挙げた浜松だが、その流れを持続することはできなかった。

 府中のスターティングファイブはGK村山竜三、FP完山徹一、FP山田ラファエル・ユウゴ、FP星龍太、FPダンタス。浜松の先発はGK石原健太、FP石野潤、FP松本行令、FP剣持貴充、FP田中充彦となっている。

 試合は、立ち上がりから府中が圧倒的にボールを支配する。自陣深くにベッタリと張り付く浜松に対して、細かいパス回しから強烈なシュートを打ち込むが、急きょGK山本浩正に代わって先発出場したGK石原健太の好守もあり、なかなかゴールを割ることはできない。それでも攻め続ける府中は、前半4分にFP完山徹一のパスから星が合わせて先制点を挙げると、その2分後にもFPロドリゴが追加点を決めて2-0とする。

 防戦一方の浜松も前半9分にFP蓮池紳吾が好機に絡む。前半9分にFP萩原洪拓のライナー性のクロスに合わせたが、ボールはクロスバーの上へ。その1分後にも右サイドから速いボールを折り返し、FP笠井健太に合わせようとしたが、シュートには結びつかなかった。

 浜松の意識が多少、前に向いたことで、府中に速攻するスペースが出来始める。前半13分には右サイドからロドリゴが放ったシュートがオウンゴールを誘い、3-0とした。前半17分に浜松もFP向島佑介のパスから、蓮池が決定機を得るがシュートは枠の上を越えてしまい、得点はできない。数多く集まった浜松のサポーターからは「1点返せ!!」というコールが挙がるが、その声援に応えられないまま、前半を0-3で折り返した。

 後半の開始直後に浜松は蓮池がチャンスを得る。左サイドを突破し、シュートを放ったが、後半から出場したGK田中俊則にセーブされた。逆に後半3分、府中はFP山田ラファエル・ユウゴが直接FKを壁の外から叩き込み、4-0と点差を広げる。

 後半6分には浜松も高い位置までボールを運び、ゴール前の混戦からFP中島涼太がシュートを打つが、ボールは左ポストを叩く。その直後にもオランダ代表FPオマー・ニージャーリが右サイドからシュートを打つが、ボールはゴール左に外れて行った。攻勢になった浜松は、後半7分にGK田中のパスミスから蓮池が1点を返す。さらに8分には笠井、萩原が立て続けにゴールを狙ったが、シュートを決めることはできない。

 流れを変えたい府中は、タイムアウトを取る。後半10分には府中が山田、完山と立て続けにシュートを放つ。流れを変えた府中はFP小山剛史がループシュートでGK石原の頭上を抜き、再び点差を4とした。後半17分には完山もループシュートを決めて、6-1として勝利を決定づけた。その後、浜松の蓮池に1点を返されたが、6-2で連勝を3に伸ばしている。

府中アスレティックFC 6-2(前半3-0) アグレミーナ浜松
[府]星龍太(4分)、ロドリゴ(6分)、オウンゴール(13分)、山田ラファエル・ユウゴ(23分)、小山剛史(30分)、完山徹一(37分)
[ア]蓮池紳吾2(27分、39分)

(取材・文 河合拓)

TOP