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フットサル・ブラジル代表 国際親善試合前日会見、マルコス監督、ビニシウス選手コメント

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 フットサル・ブラジル代表は23日、国際親善試合の日本代表戦に向けて前日練習を行った。前日にFリーグ西選抜との試合(6-3)を戦ったブラジル代表は、約1時間のトレーニングで汗を流している。最初の45分間を非公開とし、最後の15分を公開した。

 ブラジル代表のマルコス監督は、太腿にケガを抱えているFPファルカンが練習に合流したことを明かしたが、「いきなりハードなゲームに使えない」と語り、明日の試合には起用しないと明かした。

以下、マルコス監督会見 全文

―明日の試合に向けて?
「日本はアジアチャンピオンですから、難しい試合になるでしょう。個人的には08年のW杯でも戦いましたが、そのときは第2監督でした。しかし、今回は監督になりました。違う立場で戦うので、心構えを新たにしていますが、厳しい試合になると思っています」

―日本で注目している選手は?
「今、名前を言えるのは、スペインでプレーしていた木暮(賢一郎)選手です。あとは、ペルーから帰化したストライカー。ピヴォで、かなりのストライカーと分かっています。また、ブラジル出身の選手もいることは知っていますが、彼らについてはあまり情報がありません」

―直後にW杯でも対戦するが?
「今回のW杯の開催国がタイということで、私たちには時差の問題がありました。ブラジルとタイでは、約9時間あります。そのため、アジアで合宿をやりたいという希望を出していました。その中でベストな条件がそろっていたのが日本でした。日本でトレーニングキャンプをやることが決まった後に、たまたまW杯で日本と対戦することになったのは残念です。日本で良い準備ができているので、日本に来たことは成功だと思います。しかし、今回とW杯の立て続けに対戦すること自体は残念だと思います」

―ファルカン選手の状態は?
「ドクターからはOKが出ました。ようやく今日、チームに合流しましたが、今日の練習も負荷の軽いトレーニングでした。いきなりハードなゲームには起用できないので、明日の試合には出しません。ただ、医学的には何も問題ない状態です」

以下、FPビニシウス選手 会見全文
―日本はどのようなチームと分析している?
「今は、メディアが発達しているおかげで、情報がたくさん入ります。AFCフットサル選手権で日本がチャンピオンになった大会の試合も、いくつかyoutubeで見ることができました。動画を通じて日本代表の成長は、確かに確認することができています。また、日本にミゲル監督が来て、さらに成長したと感じています。私たちにとって、日本と戦うと、体力的な負担が南米の相手と戦うときとまた違ってきます。W杯に向けても、大変貴重な経験になります。日本や似たスタイルの相手と戦う上でも、良い経験になると思っています」

―カズ選手の印象は?
「カズ選手がサントスでプレーしていたとき、僕はまだ子供でした。カズ選手がフットサル代表になってからは試合の映像を見ていないので、どういうレベルの選手かどうかは言えません。でも、間違いなくカズはサッカーでは足跡を残してきました。また、日本代表のサッカー選手として歴史をつくってきました。そういうカズ選手と同じピッチに立てることは嬉しく思います。ミゲル監督が選んだのですから、間違いなく日本代表の力になるでしょう。だからこそ選ばれたのだと思います」

(取材・文 河合拓)

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