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華麗なゴールショーを見せたフットサル・ブラジル代表がFリーグ東選抜に勝利

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[10.26 強化試合 フットサル・ブラジル代表 6-1 Fリーグ東選抜 浦安市総合体育館]

 11月1日に開幕するフットサルW杯に向けて、日本国内でトレーニングキャンプを行っているフットサル・ブラジル代表は26日、Fリーグ東選抜と強化試合を行い、6-1で勝利している。右太ももの負傷で、西選抜戦、日本代表戦の出場を回避していたFPファルカンもプレーし、高い個人技を随所に見せた。

 ブラジル代表は、24日の日本代表戦からFP4人を入れ替えたメンバーで試合に臨んでいる。ブラジル代表のスタメンはGKチアゴ、FPガブリエウ、シミ、フェルナンジーニョ、ロドリゴで、注目のFPファルカンもベンチ入りしていた。一方、Fリーグ東選抜のスタメンは、GK村山竜三(府中アスレティックFC)、FP星龍太(府中アスレティックFC)、FP本田真琉虎洲(ペスカドーラ町田)、FP藤井健太(湘南ベルマーレ)、FPロドリゴ(府中アスレティックFC)となっている。

 立ち上がりから、ブラジルが東選抜を押し込む展開になる。前半2分には東選抜からボールを奪い速攻が決まる。FPフェルナンジーニョからパスを受けたFPシミがゴールネットを揺らしてブラジルが先制する。

 対する東選抜も前半3分にCKから同点ゴールを挙げる。FPロドリゴ(府中アスレティックFC)が浮かせたボールをFP藤井健太(湘南ベルマーレ)が合わせて、さらにゴール前に詰めていたFP本田真琉虎洲(ペスカドーラ町田)が軌道を変え、1-1に追い付く。

 ブラジルは高い位置でボールを回し、東選抜を押し込む。8分にはセットプレーからのサインプレーでFPウィルデがシュートをゴールに突き刺し、リードする。西選抜戦、日本代表戦は欠場したFPファルカンも出場したブラジルは、高い個人技を見せて会場を沸かせる。18分にはファルカンのループパスからロドリゴがDFをかわしてシュートを決めて、3-1で前半を折り返した。

 後半2分には最後尾でボールをキープしたロドリゴ(府中)からボールを奪ったブラジルが速攻に転じる。ネトが前線でタメをつくると、前線に走り込んだアリがボールを受けて、ゴール前でDFをかわし、4点目となるシュートを流し込んだ。

 ブラジルは自陣に引いて守り、東選抜にボールを回させて速攻を狙うようになる。その狙いが的中し、後半5分にはFP深津孝祐(バルドラール浦安)からボールを奪ったフェルナンジーニョがGK村山と1対1になる。このシュートは村山に止められたが、こぼれ球を拾ったフェルナンジーニョが、ゴール前でファルカンにパス。ファルカンがDFを引き付けてパスを出すと、ガブリエウがボールを受けてシュート。これが決まって5-1と点差が広がった。

 後半11分にもブラジルは、東選抜のCKからボールを奪うと速攻からウィルデが強烈なシュートを叩き込み、一方的な試合展開となった。後半15分には東選抜も深津のループパスからFP室田祐希(エスポラーダ北海道)がボレーでゴールを狙ったが、GKに防がれてしまった。

 余裕の出てきたブラジルは、終盤にファルカンが強烈なシュート、ファルカンフェイント、ヒールリフトなど個人技を見せて会場を沸かす。しかし、ファルカンのゴールは生まれず。6-1で試合は終了した。

(取材・文 河合拓)

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